標的型メール攻撃の相談増加、不正アクセス届出も倍増 - IPA報告
10月に同機構へ寄せられた不正アクセスの届出件数は15件で、前月から倍増。そのうち8件で被害が生じ、内訳は「侵入」が4件、「なりすまし」が3件、「DoS攻撃」が1件だった。不正アクセス関連の相談件数は46件で、そのうち7件で被害が発生している。
侵入被害では、ウェブページ改ざんが3件、データベースから個人情報が盗まれたケースが1件。原因として、ウェブアプリケーションの脆弱性攻撃とWebDAVの設定不備がそれぞれ1件報告されている。
3件の「なりすまし」は、スパムメール送信の踏み台にされていた。そのうちの1件では、ウェブメールの画面を装ったフィッシングサイトからIDとパスワードを盗まれて被害に至ったという。
同機構へ寄せられた相談件数は1496件で、前月の1551件から減少。「ワンクリック不正請求」に関する相談も419件で、前月より減少した。
(Security NEXT - 2011/11/04 )
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