「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
Googleは現地時間2025年12月10日、ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。詳細は明らかにされていないが、修正された脆弱性の一部はすでに悪用が確認されている。
WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 143.0.7499.110」「同143.0.7499.109」、Linux向けに「同143.0.7499.109」をリリースしたもの。CVEベースで3件の脆弱性を解消した。
アドバイザリの公開時点でCVE番号が示されておらず、識別番号「466192044」として追跡されている脆弱性は、重要度が4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
すでに脆弱性の悪用が確認されているが、調整中のため対象コンポーネントなど詳細は明らかにされていない。
またパスワードマネージャにおける解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2025-14372」や、ツールバーにおける実装不備の脆弱性「CVE-2025-14373」に対処した。いずれも重要度は1段階低い「中(Medium)」としている。
同社は今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。
(Security NEXT - 2025/12/11 )
ツイート
PR
関連記事
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
「Node.js」にセキュリティアップデート - 12月15日に公開予定
悪用確認された「WinRAR」「Windows」の脆弱性に注意喚起 - 米当局
エンドポイント管理製品「Ivanti EPM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Adobe ColdFusion」に緊急性高い脆弱性 - 早急に対応を
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
複数Fortinet製品に認証回避の深刻な脆弱性 - 影響確認と対策を
