Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

標的型メール攻撃の相談増加、不正アクセス届出も倍増 - IPA報告

情報処理推進機構(IPA)は、10月に同機構が受け付けたウイルスや不正アクセスの届出状況を取りまとめた。ウイルス関連は減少する一方、不正アクセスの届出が倍増している。

レポートによれば、10月のウイルス検出数は2万409件で、9月の2万1291件から4.1%減少した。上位ウイルスが軒並み減少しているなか、「Netsky」のみ増加。全体に占める割合も54.3%と半数以上を占めた。

次いで「Mydoom」が35.4%にのぼり、上位2種で9割を占めた。以下、「Autorun(2.2%)」「Downad(2%)」と続く。

一方同一の届出者のもとで同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする届出件数についても705件と、9月の906件から12.3%縮小した。

上位のウイルスは、「Netsky(18.3%)」「Mydoom(16.9%)」「Autorun(15.5%)」「Downad(8.6%)」と続いている。

(Security NEXT - 2011/11/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知