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業務用モバイルデバイスの63%が私的に利用 - 4割が紛失や盗難を経験

約半数の企業がモバイルデバイスに依存している一方で、ユーザーの51%がパスワードやPINコードをデバイスに保存し、42%はクレジットカード情報を保存。

また34%が業務上の機密情報を保存していた。くわえて、企業ネットワークに接続しているデバイスの63%が私的に利用されている。

モバイルデバイスは紛失や盗難の可能性が高く、10社中4社が紛失や盗難を経験。被害端末の半数に重要な業務情報が含まれており、その3分の1では金銭的な被害にまで及んだという。また紛失後も10社に1社は予算を理由に対策を講じていなかった。

モバイルデバイスに関するポリシーは95%の企業が策定しているが、自社のポリシーを理解している従業員は27%にとどまっている。また、10社中4社は端末からのネット接続やダウンロードを無制限に許可しているなど、ポリシーの甘さも目立った。

(Security NEXT - 2011/05/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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