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「Ivanti Avalanche」に複数脆弱性 - DoS攻撃や情報漏洩のおそれ

Ivantiのモバイルデバイス管理製品「Ivanti Avalanche」に複数の脆弱性が明らかになった。アップデートが提供されている。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてセキュリティアドバイザリを公開した。

「同6.4.5」および以前のバージョンに影響があり、NULLポインタ参照や域外メモリの読み込みなど、あわせて6件の脆弱性が存在。サービス拒否や情報漏洩などが生じるおそれがある。アドバイザリの公開時点で脆弱性の悪用は確認されていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを、いずれも「7.5」と評価しており、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」としている。

Ivantiは「同6.4.6」をリリースし、これら脆弱性を修正した。今回「Ivanti Avalanche」のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。

なお、同社は「Ivanti Endpoint Manager(EPM)」「Ivanti Connect Secure」「Ivanti Policy Secure」「Ivanti Security Access Client」の脆弱性についても修正しており、あわせて注意が必要。

CVE-2024-50317
CVE-2024-50318
CVE-2024-50319
CVE-2024-50320
CVE-2024-50321
CVE-2024-50331

(Security NEXT - 2024/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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