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I-O DATA製ハイブリッドM2Mルータ「UD-LT2」に複数脆弱性

アイ・オー・データ機器製のLTEルータ「UD-LT2」に、複数の脆弱性が判明した。ファームウェアのアップデートが公開されている。

同製品は、モバイル回線と固定回線の冗長化に対応しており、自動リカバリー機能を備え、遠隔地や無人拠点などでの利用も想定されている4G/LTEルータ。

同製品において、ドキュメント化されていない機能を利用する「CVE-2025-22450」が判明した。認証を必要とすることなくリモートから悪用が可能。LAN側ファイアウォールを無効化したり、ポートを開放することが可能になるという。

さらに機器へのログイン権限が必要とされるが、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2025-20617」「CVE-2025-23237」が明らかになっている。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは、「CVE-2025-22450」が「7.5」と評価されており、「CVE-2025-20617」が「7.2」、「CVE-2025-23237」が「6.6」と続く。

(Security NEXT - 2025/01/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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