スパム流通量は減少するもフィッシング攻撃が増加 - シマンテックレポート
シマンテックは、9月のスパムメールに関する傾向をまとめた月例レポートを公表した。スパム流通量は減少したが、同社では一時的なもので再び増加すると予測している。
調査用に用意した200万件のアカウントを使用し、世界20カ国から収集したメールをもとに、スパムに関する傾向を分析したもので、9月のスパム総量は8月から27ポイント以上減少し、全メールに占める割合も89.40%と9割を切った。
同社では、減少の一因として「spamit.com」の閉鎖などを挙げる一方、2008年の「McColo」閉鎖時の経験から、今回の減少についても一時的なもので再び増加に転じるという見通しを示している。
9月に目立った攻撃としては、前半には「here you have」という件名を含むメールの流通した。また後半には、ソーシャルネットワーキングサービス「LinkedIn」を騙ったメールによる攻撃が確認された。
(Security NEXT - 2010/11/02 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
「WordPress」関連事故の背景に知識や予算の不足
ウイルス届け出、前年比73.4%増 - 「Emotet」など被害も
2020年の緊急対応支援、3割強が「Emotet」 - ラック
2019年下半期は1953万件の違反投稿に対応 - LINE
2019年の不正アクセス届出は89件 - 56件で被害
半年でSNS投稿1799万件を非表示に、45%がスパム - LINE
インシデント調査の26%がランサム被害 - 詳細調査で3割強よりAPT痕跡
2018年はランサム活動が縮小 - RaaSの「GandCrab」に活発な動き
フィッシングサイトへ誘導されたユーザー、1年で2.5倍に