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2010年上半期の新種マルウェア101万7208件 - 目立つ情報窃取目的

一方減少率が高いのはアドウェアで、2万1035件となり前半期から31ポイント減となっている。具体的なマルウェアとしては、11万6469件検出されたダウンローダーやキーロガーの機能を備えるトロイの木馬「Genome」がもっとも多かった。

「Genome」に次いで検知されたのが、3万2830件見つかったバックドア機能やキーロガーを備える「Hupigon」。さらにカード情報などをはじめとする個人情報を狙ったトロイの木馬「Buzus」が3万55件で続いている。Windowsを狙った攻撃が大多数で、約99.4%を占めた。

件数そのものは少ないものの、「.NET」の関連ソフトやUNIXやJava関連の不正コードの増加率が高く、同社では今後注意するよう呼びかけている。またモバイル機器を狙ったマルウェアも212件見つかっている。

(Security NEXT - 2010/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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