日本はネット犯罪発生率が14カ国中最低 - ネットに対する不信感高いも対策に関心低い
もし被害に遭ったら行動を変えると回答したのは51%とほぼ半数。日本ではさらに低く37%。ネット犯罪を警察に通報したのは44%と半数以下で日本でも52%だった。
日本の調査結果の特徴として、犯罪発生率が低いにもかかわらず、ネットの安全性に対する不信感が高いことが挙げられる。インターネットを安全だと思う(34%)、とても安全だと思う(1%)は、いずれも世界平均の66%、9%を大きく下回る。
不信感が高いものの、予防措置を講じていない傾向が現れており、オンラインショッピング専用のメールアドレスを利用していない回答者は92%(世界平均83%)、パスワードを頻繁に変更したり複雑にしていない回答者は91%(同62%)と、いずれも世界平均を上回る。
不審なメールを削除すると答えたのは58%で、世界平均の77%から2割近く低い値。最新のセキュリティソフトを利用しているとする回答者も54%と半数強にとどまり、世界平均の67%に及ばなかった。
(Security NEXT - 2010/08/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
悪質ECサイトの通報、前年から約3割減 - JC3まとめ
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
2023年の悪質ECサイト通報件数、前年比1.6倍 - JC3レポート
初期侵入から平均62分で横展開を開始 - わずか2分のケースも
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
捜査機関に対する情報開示は1583件、前期比14%減 - LINE
SNS利用者の約3割にリスクのある内容の拡散経験
2021年のサイバー犯罪検挙数は1万2275件 - 前年比25%増