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スパムに添付されたHTMLファイルに注意、不正サイトに誘導 - Dr.Webまとめ

ネットフォレストは、Doctor Webによる6月のウイルスおよびスパムの動向を取りまとめた。スパムメールに添付されたHTMLファイルに含まれる不正コード「JS.Redirector.based.3」がランキング5位に入るなど、スパムとウェブ型攻撃の連携が目立っている。

同社によれば、Windowsをロックして解除するための金銭を要求するWindowsブロッカーの被害は依然として続いているものの、5月の検出数94万件に対し6月は42万件と、減少に向かっている。

従来の有料SMSを利用した送金から、携帯電話の口座に送金させる亜種がブロッカー全体の3割を占めるなど、手口にも変化が見られたという。

6月には、SNSやウェブメールの利用を妨害するマルウェア「Trojan.Hosts」が確認された。アクセスしようとすると、ユーザーのアカウントがスパムを配布していたため停止され、復活させるには有料SMSを送る必要があると通知される。Windowsブロッカーと同じく、携帯電話の口座に送金させる亜種も出回っている。

(Security NEXT - 2010/07/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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