アップデートの登場にあわせてPDFを悪用するマルウェアの亜種も登場 - Kasperskyレポート
一方、ウェブサイトで検知されたウイルスについては、「Trojan-Clicker.JS.Iframe.bb」が首位であるのは前月と同様だが、10位圏内に4種の新種が入るなど変動があった。「Gumblar亜種」などと同様に不正サイトへ誘導し、脆弱性を攻撃する「Trojan-Downloader.JS.Pegel.b」も3位へ返り咲いている。
さらに新種の6位の「Exploit.JS.Pdfka.clk」、8位に「Exploit.JS.Pdfka.ckp」のPDFの脆弱性を悪用する新種だった。同社によれば、Adobe Systemsのアップデートにあわせて新しい亜種が出現しているという。
また「Exploit.JS.Agent.bab」は、ウェブで2位、感染PCで5位を記録するなど被害が広がっている。「MS10-018」で修正されたInternet Explorerの脆弱性「CVE-2010-0806」を悪用し、他マルウェアの多重感染を引き起こすという。
(Security NEXT - 2010/07/07 )
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