IPA、自動車に関する国内外情報セキュリティ動向を調査 - 交通事故直結の課題へ提言
情報処理推進機構(IPA)は、欧州における自動車の情報セキュリティに対する取り組みの状況や国内の現状について取りまとめた報告書を公開した。
今回公開した「国内外の自動車の情報セキュリティ動向と意識向上策に関する調査報告書」は、自動車において情報化が進んでいることから、情報セキュリティ対策について国内外の動向について調査を実施し、取りまとめたもの。
欧州の先行的な取り組みや自動車の情報セキュリティの普及施策として活用の可能性が考えられる国内制度について調べ、自動車関連業界が取り組むべき情報セキュリティ対策や整備や車検制度などを活用した情報セキュリティ対策推進の体制づくりなど課題について盛り込んだ。
同機構は、報告書を取りまとめた背景について、車載コンピュータの増加にくわえて、ネットワーク化によるインターネットへの接続など、将来的に外部からの攻撃が可能になるおそれがある点に言及。
不正なソフトウェアの書き換えにより、運転者の意に反したブレーキ操作や自動料金収受システムにおけるトラブルで料金所の通過が妨害されるなど大事故につながる危険性を含んでいると指摘している。
(Security NEXT - 2010/04/16 )
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