財務事務所で個人情報含む書類紛失と誤送付が判明 - 静岡県
静岡県は、県内2カ所の財務事務所において、個人情報が記載された書類の紛失や納付書の誤送付が発生したことを明らかにした。
同県によれば、藤枝財務事務所では、自動車税の減免に関する現況報告書7792件が所在不明となっていることが判明した。
書庫に保管する際、当時の担当者が適切な手順を踏んでおらず、廃棄年度などが記載された文書保存カードを貼付していなかった。そのため保存期間の満了前に誤って廃棄した可能性があり、廃棄する際の確認も不十分だったという。
一方、富士財務事務所では、納税者から電話で納付書の送付依頼があったが、登録番号を聞き違え、別の車両に関する納付書を送付するミスがあった。同事務所では対象となる納税者に謝罪、本来の納付書を送付している。
問題の判明を受けて、文書保存箱における保存カードの状況を確認し、廃棄作業時には廃棄年月のダブルチェックを徹底。あわせて文書引き継ぎ時の手順や個人情報の取り扱いに関する注意事項の再確認を進める。
また電話での納付書発行依頼については、車台番号の確認を徹底し、依頼内容記録表に履歴を残すことで再発の防止を図るとしている。
(Security NEXT - 2025/07/31 )
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