ボット収集数は減少するも、検体種類数は増加傾向 - CCC1月期まとめ
サイバークリーンセンター(CCC)は、1月のボット検知状況を取りまとめた。収集数は大幅に増加した12月からは減少したものの、依然として高水準を保っている。
同センターによれば、ハニーポットなどを利用して収集した1月のボット収集総数は16万4549件で、大幅な増加を見せた昨年12月の21万5995件から減少した。
一方重複を除く同定検体数は1万391件で、12月の3965件から大きな伸びを見せている。ウイルス対策ソフトで検知できない未知検体数は325件と、12月の379件から微減となった。
12月に大量配布を行っていた海外複数サイトからの収集が1月3日を境に減少したことから収集数が減少した。15日にサイトは一時停止したものの、16日からIPを変えて未知検体の大量配布を行っており、今後も動向に注意が必要だという。
(Security NEXT - 2010/03/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2024年8月18日〜2024年8月24日)
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
先週注目された記事(2024年5月5日〜2024年5月11日)
国内で「Mirai」とは異なるボットネットの動きが加速
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
マルウェアによるアカウント情報の窃取 - 2割強の企業で
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
用語理解に格差、経営層とセキュ担当者の対話に断絶も
HTTPS通信の脅威遮断、前年比3.1倍に - 約9割がマルウェア
2020年の攻撃通信パケット、前年比1.5倍 - NICTまとめ