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SQLインジェクション発信元は半数が中国、日本も3位に

同社は、スパムを2009年に目立った脅威のひとつとし、エールフランスの飛行機事故や、マイケルジャクソンさんの訃報など、世界的に話題となったニュースへ便乗する攻撃が多かった。

2010年に開催されるサッカーワールドカップなどもフィッシングへ悪用された。インフルエンザワクチンの関連メールとして、トロイの木馬「Zeus」を送りつける攻撃も確認されている。

さらに政治目的の攻撃が増加している点に触れ、標的として従来より狙われることが多い米国以外も、ラトビアやポーランド、国連気候変動コペンハーゲン会議など攻撃対象となっていることを報告している。

またマルウェアの増加速度が加速。従来より広がっているUSBメモリ経由のウイルス感染や偽セキュリティ対策ソフトの増加を指摘した。SNSサービスも悪用されており、2009年下半期に活発だったマルウェア「Koobface」は、米国、ドイツ、デンマークのほか46カ国で発信された。

(Security NEXT - 2010/02/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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