「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobeは、eコマースプラットフォーム「Adobe Commerce」およびオープンソースの「Magento」に関するセキュリティアップデートをリリースした。早急な対応を求めている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせてセキュリティアドバイザリを公開し、5件の脆弱性について明らかにしたもの。
サーバ側のテンプレートインジェクションによりクロスサイトスクリプティング(XSS)が可能となる「CVE-2025-47110」、認証の不備によりセキュリティ機能をバイパスされる「CVE-2025-43585」の脆弱性2件については重要度を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2025-47110」が「9.1」、「CVE-2025-43585」が「8.2」と評価されている。
のこる3件「CVE-2025-27206」「CVE-2025-27207」「CVE-2025-43586」についてはアクセス制御不備の脆弱性。「CVE-2025-27207」「CVE-2025-43586」はB2B版のみ影響を受けるという。
(Security NEXT - 2025/06/11 )
ツイート
PR
関連記事
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正
アプリ生成「Lovable」に脆弱性 - 生成プロジェクトに影響
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
バックアップストレージ用ソフト「HPE StoreOnce」に複数脆弱性
「Roundcube」脆弱性、詳細やPoCが公開予定 - 早急に対応を
Auth0の複数SDKに脆弱性 - 細工Cookieでコード実行のおそれ
米CISA、「Chromium」脆弱性の悪用に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を