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Trend Micro「Apex Central」に深刻な脆弱性 - 修正パッチをリリース

Trend Micro製品の管理機能を提供する「Apex Central」に複数の深刻な脆弱性が明らかとなった。修正パッチが提供されている。

現地時間2025年6月10日にセキュリティアドバイザリを公開し、信頼できないデータをデシリアライズ処理し、リモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2025-49219」「CVE-2025-49220」について明らかにしたもの。

「CVE-2025-49219」「CVE-2025-49220」は類似した脆弱性であるものの、悪用の手法が異なるという。悪用には複数の条件を満たす必要があるとしている。

いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同社は「Apex Central 2019」向けに修正パッチとなる「CP B7007」をリリース。またSaaS版については4月の月例メインテナンス時に修正を実施した。同社は最新版へのアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2025/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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