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2010年もスパムは増加傾向、「CAPTCHA」も人海戦術で突破 - メッセージラボ予測

2010年の予測として、2009年にも活発だったURL短縮サービスを利用した攻撃や時事問題を悪用するスパムが引き続き増加すると指摘。ワールドカップなどの話題に便乗した攻撃が発生する可能性を示唆した。

また同氏は、ウェブメールサービスなどで不正利用を防止するために導入されている「CAPTCHA」の突破技術について言及し、従来のコンピュータを利用した解読だけでなく、人件費が安い途上国において1000アカウントにつき 2ドルから3ドルで人海戦術による解読が行われ、仲介人を介して30ドルから40ドルで市場に出回るおそれがあると予測している。

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日本語については攻撃が確認されていないものの、国外については、受信者の利用言語にあわせて自動翻訳が行われたスパムが広がっており、今後脅威となる可能性があることを示した。

(Security NEXT - 2009/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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