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セキュリティ戦略策定から運用まで対応するコンサルサービス - RSA

同サービスの記者向け発表会に登壇した同社代表取締役社長の山野修氏は、外部からの攻撃や情報漏洩など、事故ごとに対処療法的な対策がとられているケースが多いと指摘し、最近はインバウンドからの攻撃も防ぐ必要があるなど、従来の方法では対策が難しくなっている現状を紹介した。

また既存顧客などから、コンサルティングの要請を受けるケースが増加していることから、サービスメニュー化を実現したという。今後は、企業から相談を受けることが多い監査法人との協業なども計画している。

同サービス本部の部長に就任したTerumi Laskowsky氏は、守る側の企業は、あらゆる攻撃へ対応しなければならない一方で、攻撃する側は特定の場所を狙って攻撃できるなど、攻守のギャップがセキュリティ関連事件がなくならない一因であるとし、企業全体を守る戦略を策定し、対策を講じていく必要性を訴えた。

また同社サービスの強みについては、単なるコンサルティングの提供だけでなく、構築やオペレーションなど実行へ移せることや、過去のノウハウに限らず、将来的なリスクへ対応するためにアドバイザリ機能を持たせた点を強調。顧客における情報セキュリティへの成熟度にあわせ、同社がノウハウを通じて構築したターゲットケイパビリティモデルを活用する。

さらに効果測定やコストの最適化なども強みとしており、そのほかセキュリティアセスメント、ISMSで設置されたセキュリティ委員会の支援など幅広いサービスを展開する。

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発表会に登壇した山野氏(画面左)とLaskowsky氏(画面右)

(Security NEXT - 2009/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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