医療従事者向け求人サイトにサイバー攻撃 - 個人情報が流出
医療機関向けのコンサルティングサービスや、医療従事者向けの求人検索サイトを運営するメディウェルは、「病院事務職転職ドットコム」がサイバー攻撃を受け、顧客に関する個人情報が流出したことを明らかにした。
同社によれば、2022年8月29日から9月2日、同年9月2日から9月8日、同年12月3日から12月4日の3回にわたり、サイバー攻撃を受けたもの。海外の異なるIPアドレス経由で攻撃が行われたという。
2022年12月5日に同サイトの保守管理を行っている委託先より、12月3日から4日にかけて大量の不正なアクセスが行われたとの報告があり調査を行ったところ、同サイトにおけるセキュリティ上の不備が突かれ、データベースを侵害されたことがわかった。
攻撃を通じて、同社が運営する複数サイトより登録された個人情報の一部が流出したことを確認。対象となるのは、「医師転職ドットコム」「医師バイトドットコム」でマイページを利用する顧客や、「メディウェルログ」または「クラヴィス」のいずれかに登録していた顧客の一部としている。
8月から9月にかけて行われたアクセスで391人分のメールアドレスが流出したほか、12月に行われた不正アクセスで、氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレスと2014年4月6日以前に登録されたログインパスワードなどを組み合わせた2934人分の情報が流出した。
(Security NEXT - 2023/01/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
日本サイバー犯罪対策センター、ウィンブレ実写映画とコラボ
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起

