Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客向けのメールで誤送信、56回にわけて送信 - 日産自動車

日産自動車は、メールで顧客向けにウェビナーを案内した際、メールアドレスが流出したことを明らかにした。

同社によれば、9月27日11時半ごろ、名刺を交換したり、セミナーへ参加、同社コンサルティングサイトに問い合わせなどを行った顧客に対して、無料ウェビナーの案内メールを送信した際、誤送信が発生したもの。

送信先メールアドレスを誤って宛先に設定するミスがあり、受信者間でメールアドレスが閲覧できる状態が発生。メールを受信した顧客から指摘があり判明した。

メール1件あたり約50人の顧客に送信しており、56回にわけてメールを送信。あわせて2726人分のメールアドレスが流出したという。

問題の判明を受けて同社は、同日対象となる顧客にメールや書面で謝罪。誤送信したメールの削除を依頼した。11月8日の時点で二次被害の報告などは寄せられていない。

同社は今回の問題を受けて、個人情報保護委員会へ報告した。メールの誤配信を防止するツールの導入を検討するほか、送信時に複数でチェックするなど、再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2024/11/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

サイバー攻撃で顧客管理システムのPWが流出 - 車検チェーン店
放課後児童クラブでメール誤送信 - 個人情報印刷時に第三者へ
5支店で個人情報含む伝票を紛失、誤廃棄の可能性 - 興能信金
サポート詐欺で遠隔操作ツールをインストール - 和歌山の休日診療所
「GitLab」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
駿河屋サイトの改ざん、監視ツールの脆弱性経由 - 侵害検知以降にも流出