続くフィッシング増加傾向、攻撃被害国は英国が米国を上回る - RSA調査
RSAセキュリティは、オンライン犯罪に関するメディア向け説明会を実施した。
同社が9月に観測したフィッシングサイト数は1万7365件で、前回8月の1万6164件から増加した。4月以降増加傾向が続いており、過去1年間で最高水準に達している。

今月は、フィッシングの被害を受けた被害国の順位に変動があり、48%をしめた英国がトップとなった。同国の特定金融機関を狙った攻撃の多発が増加の原因で、米国は42パーセントと順位を落とした。3位はイタリアだがわずか3%に過ぎず、上位2国と大きな差が開いている。
悪用されたブランド数は216件で、8月の195件から増加した。ただし目立った増加ではなく、5回以上攻撃を受けた企業の割合が増加するなど、特定のブランドへ攻撃が集中している状況に変化はなかった。ブランドの割合で被害国を見た場合、54%が米国で、15%の英国を上回っている。

(Security NEXT - 2009/10/30 )
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