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マカフィー、新社長に大須賀氏が就任

マカフィーは、あらたな日本法人の代表取締役社長に大須賀雅憲氏が就任すると発表した。6月1日に就任予定で、1999年より同職を務めている加藤孝博氏は同日付けで会長に就任する。

最初に現社長である加藤氏は、同社の現状について説明。全世界の売り上げにおいて8%を占めるなど重要な市場へ成長しており、ポートフォリオもウイルス対策の分野から情報セキュリティベンダーに拡大していると指摘。暗号、不正侵入、コンプライアンス対策など買収でビジネスが拡大基調にあり、2009年第1四半期は全世界ベースで21%増となるなど好調をアピールした。

国内市場については、全世界の10%目標とし、情報セキュリティのトップベンダーを目指してきたが、その点については未到達で、今後の課題であると語り、同氏は今後会長として大須賀氏をバックアップする。

次に大須賀氏は、ジュニパーネットワークスの代表取締役を務め、同社の国内のサービスプロバイダ事業を担当していた。

同氏は今回の就任にあたり、ネットワークセキュリティについてISDN時代は点だったものが、ブロードバンド時代を迎え線となり面となったが、さらに情報漏洩が発生するなど、人間の心理を踏まえた三次元的な対応を求める時代になったと指摘。人間工学など取り組む同社に共感したという。

今回の就任について、米国のワールドワイドセールスオペレーションズエグゼクティブ・バイスプレジデントのMichael DeCesare氏は、同氏にオファーした理由について、ネットワークの知識があり、同社において大きな成長を遂げている分野で自然な流れだったと語り、米国本社としても人材や予算面でサポートしていくと述べた。

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左から加藤氏、大須賀氏、DeCesare氏

(Security NEXT - 2009/05/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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