Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

McAfee製EDRの不審活動対処機能に脆弱性 - アップデートで修正

マカフィーが提供するEDR製品「McAfee MVISION EDR」に脆弱性が判明した。脆弱性に対処したアップデートをリリースしており、利用者へ更新を呼びかけている。

同製品において、不審な活動を検出した際に特定のコマンドを実行するEDRの機能に、コマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2021-31838」が明らかとなったもの。

同脆弱性を悪用すると、同製品管理者がクライアントにおいて、「PowerShell」により任意のコマンドをシステムユーザーとして実行することが可能だという。

同社では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「8.4」、重要度を4段階中2番目に高い「高(High)」とレーティングした。一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、ベーススコアを「9.1」、重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」と評価している。

同社では、脆弱性を修正した「同3.4.0」を6月21日にリリースしており、利用者に対してアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox」にセキュリティアップデート- UAF脆弱性を修正
資産管理製品「IBM MAS」に深刻な脆弱性 - 修正を強く推奨
製造業向けシステム「DELMIA Apriso」の脆弱性攻撃に注意 - 直近3カ月で3件
ルータOS「OpenWrt」に脆弱性 - 修正版がリリース
「Karmada Dashboard」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Apache Tomcat」に複数脆弱性 - 10月のアップデートで修正済み
MS、「Windows Server」向けに定例外パッチ - 米当局が悪用確認
Dellストレージ管理製品に認証回避の脆弱性 - アップデートで修正