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USBメモリ経由で感染を広げる「Autorun」ワームの増加目立つ1年 - マカフィー2008年総括

マカフィーは、2008年の日本国内におけるセキュリティ脅威の傾向についてまとめた。USBメモリなどリムーバブルメディア経由で拡散するウイルスの増加や、SQLインジェクション攻撃によるサイト改ざんなどが目立った1年だったと振り返っている。

同社データセンターが検知したマルウェア情報をもとに算出したランキングによれば、検知企業数および検知マシン数ともに、USBメモリなどで感染を広げる「Generic!atr」が1位になった。

オンラインゲームのパスワードを盗むウイルスやバックドア亜種が実装するようになったことから拡散したと分析しており、この傾向は2007年から2008年にかけて拡大しているという。

2008年は、閲覧者がウイルスへ感染する原因ともなりかねないSQLインジェクションによる攻撃も多く発生。ウェブサイト上に埋め込まれた不正なスクリプト「VBS/Psyme」は、検知マシン数7位に入っている。

また検知マシン数4位に入っているトロイの木馬「Downloader-UA」はメディアファイルを細工したもので、P2P経由で多く配布された。

ランキング圏外では、Windowsの脆弱性「MS08-067」を悪用する「W32/Conficker.worm」が年末から活発になり、亜種も多く見つかっているという。同ウイルスにはウイルス対策ソフトによる駆除を妨害する細工が施されており、その手法も亜種ごとに進化しているとして、注意を呼びかけている。

同社が発表した検知マシン数における2008年のトップ10は以下のとおり。

ウイルス

1位:Generic!atr
2位:Generic.dx
3位:Generic Malware.a!zip
4位:Downloader-UA
5位:Generic PWS.y
6位:PWS-Gamania.gen.a
7位:VBS/Psyme
8位:Generic Downloader.x
9位:Generic Downloader.bk
10位:PWS-LegMir.gen.k.dll

不審なプログラム

1位:Generic PUP.x
2位:RemAdm-VNCView
3位:RemAdm-VNC
4位:Generic PUP.g
5位:Generic PUP.d
6位:Exploit-MIME.gen.c
7位:Adware-OptServe
8位:RemAdm-TightVNC
9位:Generic PUP.z
10位:Adware-GAIN

(Security NEXT - 2009/01/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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