SQLインジェクションの影響でマルウェア配信サイトが大幅増加 - メッセージラボ
メッセージラボがまとめた7月のセキュリティレポートによれば、SQLインジェクション攻撃の影響でマルウェアを配信するウェブサイトが大幅に増加している。またGoogleのウェブアプリを悪用したスパム行為が引き続き発生している。
7月に同社が検知したマルウェアが含まれるウェブサイトは、1日あたり3968件にのぼり、SQLインジェクション攻撃の影響で6月の2076件から大幅に増加した。配布されているマルウェアの83.4%が新たに発見されたものだったという。
メールにおけるスパムの割合は75.1%。前月同様7月には、有名人の名前を利用したスパムメールが大量に発生。動画を偽装してマルウェアへリンクし、偽セキュリティプログラム「Antivirus XP 2008」がダウンロードされるケースが確認されている。
また定義ファイルベースのスパム対策を逃れるため、以前より「Googleドキュメント」や「Googleカレンダー」を悪用する攻撃が確認されているが、あらたにウェブサイトを気軽に作成できるサービス「Google Sites」を利用したケースが確認されている。
同サービスでは、プログラムなどを利用して大量にアカウントを作成されることを防ぐために認証技術「CAPTCHA」が利用されているがすでに回避されており、7月の時点で発信されているスパムの1%だが、今後増加するおそれがあるという。
(Security NEXT - 2008/08/13 )
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