Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

オンラインゲームのログイン情報盗むウイルスが台頭 - ESET調査

ESET製品を取り扱うキヤノンITソリューションズは、5月にESETのマルウェア追跡システム「ThreatSense.Net」で検出したウイルスのランキングを発表した。

トップは、キーロガーやrootkitの機能を備えたトロイの木馬やその亜種の総称である「Win32/PSW.OnLineGames」。オンラインゲームのログイン情報を盗み出すもので、検出されたウイルスの約18%を占めた。2位はアドウェアの「Win32/Adware.Virtumonde」。僅差でオートラン機能を悪用する「INF/Autorun」が続いた。

そのほか目立った動きとしては、感染マシンのDNS設定やhostsファイルを変更するトロイの木馬「Win32/Qhost」が32位から8位に急上昇した。またMP3プレイヤーに偽装されたスパイウェアをダウンロードする「JS/TrojanDownloader.Wimad.N」がランク外から9位に入っている。同社がまとめたランキングは以下のとおり。

1位:Win32/PSW.OnLineGames
2位:Win32/Adware.Virtumonde
3位:INF/Autorun
4位:Win32/Pacex.Gen
5位:Win32/Adware.SearchAid
6位:Win32/Toolbar.MywebSearch
7位:Win32/IRCBot.AAH
8位:Win32/Qhost
9位:JS/TrojanDownloader.Wimad.N
10位:Win32/Agent

(Security NEXT - 2008/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2023年上場関連企業による個人情報事故は175件 - TSR
個人情報漏洩時の謝罪対応、約3割がマニュアル化
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
Pマーク事業者の事故報告は3048件 - 前年度比約15%増
「サイバーセキュリティ」認知度5割届かず - 3割弱が対策未実施
テレワークで機密情報の特例持出が増加 - ルール遵守、半数近くが「自己確認」のみ
2021年度の個人情報漏洩などの報告は6000件弱 - 4件に1件が不正アクセス
国内上場企業が優先対処したいリスク、上位に「サイバー攻撃」
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
ソフト全般「脆弱性」対策の必要性、PC利用者で約6割が認知