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ウイルス作者はサマーバカンス、5月は小康状態 - カスペルスキー報告

Kaspersky Labs Japanは、5月に同社が検知したウイルスやオンラインスキャナの状況をまとめ、発表した。

第1四半期に活発な動きを見せたトロイの木馬「Agent」や「Diehard」なども減少して20位圏外へ消えたことから、Netskyをはじめとする古参ウイルスがランキングの中心となっている。

同社は、メール経由で送信されるウイルスが小康状態に入ったことについて、ウイルス作者が例年同様に夏の休暇に入ったことが原因と分析している。

一方、オンラインスキャナは大きな変化を見せた。同社ランキングのトップ20のうち、9種類が新種で2種類は再ランキングなど入れ替わりが激しい。トップは2007年12月に登場したダウンローダである「Pendix.d」。前回トップの「Brontok」は5位に落ちた。

ワーム「Allaple」の新たな亜種が3位と4位に入る一方、猛威をふるっていた「Virtumonde.gen」や「Bagle」や「Win32.Dialer」などランク外へ消えている。また、スパムやDDoS攻撃、新種ウイルスの拡散などに利用されるボットネットワークを構築する「Virut」は、依然勢力が衰えておらず2位と10位にランクインした。

同社が検知したウイルスやオンラインスキャナの上位10位は以下のとおり。

ウイルス

1位:Email-Worm.Win32.NetSky.q
2位:Email-Worm.Win32.NetSky.y
3位:Email-Worm.Win32.Scano.gen
4位:Email-Worm.Win32.Nyxem.e
5位:Email-Worm.Win32.NetSky.d
6位:Email-Worm.Win32.NetSky.x
7位:Email-Worm.Win32.NetSky.aa
8位:Email-Worm.Win32.NetSky.b
9位:Email-Worm.Win32.Bagle.gt
10位:Net-Worm.Win32.Mytob.u

オンラインスキャナ

1位:Trojan-Downloader.Win32.Pendix.d
2位:Virus.Win32.Virut.n
3位:Net-Worm.Win32.Allaple.b
4位:Net-Worm.Win32.Allaple.e
5位:Email-Worm.Win32.Brontok.q
6位:not-a-virus:PSWTool.Win32.RAS.a
7位:Backdoor.Win32.Prorat.dz
8位:not-a-virus:AdWare.Win32.Agent.zk
9位:Trojan.Win32.Delf.aam
10位:Virus.Win32.Virut.q

(Security NEXT - 2008/06/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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