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市委託先が受託個人情報を不正利用してダイレクトメール - 野田市

野田市の委託業者が、検針データを流用してダイレクトメールを住民に郵送していたことがわかった。

同市が水道検針業務を委託した野田水道センターの関連会社浅野さく泉管工が、検針データをもとに水道利用者の氏名と住所を流用、ダイレクトメール3万1022件を郵送していたというもの。3月7日から16日にかけて、同市水道部に対しダイレクトメールに関する問い合わせが3件あり、判明した。

同市では3月10日に調査委員会を設置し、関係者に事情聴取を行ったところ、事業宣伝目的で個人情報を流用し、顧客データを作成した上でダイレクトメールを送付していたことがわかった。同市では、事件を受け、具体的な制裁措置の検討するという。

同市ではこれを受け、データ流用の対象となった市民に対し文書で説明と謝罪を行った。事件判明後、個人情報は返却されている。

また調査委員会を設置して原因究明と再発防止を検討する。契約書における委託時の個人情報保護について強化を図る。

(Security NEXT - 2008/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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