Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

イベント参加者情報含む名簿を会場に放置 - 佐賀県産業振興機構

佐賀県産業振興機構のさが産業ミライ創造ベースが主催したイベントにおいて、参加者の個人情報含む名簿が会場内に放置されていたことがわかった。すでに回収されている。

同機構によれば、11月26日にBottoKに委託して実施した第3回SAGA DXリーダーズ「事業承継時のどん底状態からV字回復した豆腐屋 ビジネスモデルの転換と経営の考え方を学ぶ会」において参加者名簿が会場に放置されていたという。

委託業者が管理していた名簿で、イベント参加者15人の氏名、会社名、役職、メールアドレスが記載されていた。同月28日に会場内で発見され、佐賀県庁に届けられた後、翌29日に同機構へ返却されたという。

外部への情報流出や不正利用は確認されていない。同委託先では関係者に謝罪した。

同機構では今回の問題を受け、主催イベントにおける名簿の取り扱いを全面的に見直し、紙媒体を廃止したうえで、暗号化した電子媒体の採用を推進するとしている。

(Security NEXT - 2024/12/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

受験者情報が長期間ネット公開、通常と異なる作業フローで - TAC
委託先で不正アクセス、個人情報流出の痕跡は確認されず - NECネクサ
郵便物を一時紛失、拾得物として回収 - 名古屋の郵便局
「Firefox」に複数脆弱性、アップデート公開 - 「クリティカル」との評価も
Cisco製品のゼロデイ脆弱性、国内スパム対策サービスで不正アクセス被害
「PHP」に複数脆弱性 - 修正版「同8.5.1」など公開
先週注目された記事(2025年12月14日〜2025年12月20日)
WatchGuard製UTM「Firebox」のVPN脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県