Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

患者20人の個人情報や診療情報含むUSBメモリを紛失 - 熊本大付属病院

熊本大学医学部付属病院は、同院の医師が患者20人の詳細な診療情報など、個人情報を記録したUSBメモリを紛失したと発表した。

所在が不明となっているメモリには、作成中の診療情報が保存されていた。入院患者20人分の氏名、住所、電話番号のほか、病名や入院後の経過、退院時の状態、主治医考察、一般検査所見、重要検査所見など診療情報も含まれていた。データは、匿名化や暗号化といった対策が施されていなかったという。

8月27日、病棟においてパソコンにメモリを挿入したまま退室。そのまま業務を行い、翌日になってメモリが紛失していることに気付いた。同医師は31日まで捜索していたが発見できず、同日に病院へ報告。9月4日に警察へ届けた。

同院では関連する患者に対し、説明と謝罪を実施。また関係省庁に対し、状況および再発防止策を報告した。

(Security NEXT - 2007/09/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県