Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブ経由で感染するトロイの木馬に注意 - マカフィーレポート

マカフィーは、4月に同社データセンターで検知したウイルスの状況を発表した、

ウイルスでは、トロイの木馬が蔓延しており、トップ10の過半数を占めたという。検出したマシン数でトップを記録した「JS/Exploit-BO.gen」はバッファオーバーフロー攻撃を行うトロイの木馬で、ウェブページ経由の感染が目立っており、脆弱性を攻撃する別のトロイの木馬「Exploit-ANIFile.c」を感染させるために利用されるケースも報告されている。

一方、PUPでは、アドウェアの「MWS」が3月から大きく増加し、2位とへランクアップした。フリーソフトのダウンロード時にインストールされることが多いことから、同社では契約時の同意確認やファイアウォールによる通信の遮断など、対策を取るよう呼びかけている。

同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。

ウイルス

1位:JS/Exploit-BO.gen
2位:VBS/Psyme
3位:Exploit-ANIfile.c
4位:X97M/Laroux.a.gen
5位:Exploit-MS06-014
6位:New Malware.br
7位:W32/Stration.dr
8位:JS/Downloader-AUD
9位:Exploit-WMF
10位:W32/Netsky.p@MM

不審なプログラム(PUP)

1位:MySearch
2位:MWS
3位:Winfixer
4位:Adware-GAIN
5位:DriveCleaner
6位:Generic PUP.e
7位:RemAdm-TightVNC
8位:Exploit-MIME.gen.c
9位:Adware-GAIN.lnk
10位:Adware-BJCFD

(Security NEXT - 2007/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット
「Chromium」の脆弱性狙う攻撃 - 派生ブラウザ利用者も注意を
海外グループ会社にサイバー攻撃、影響など調査 - ミタチ産業
DDoS攻撃観測数、前月から微減 - 最大トラフィックは縮小
「Lucee」にクリティカル脆弱性 - 悪用コード公開済み
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Cisco Unified CM」に深刻なRCE脆弱性 - ESリリースのみ影響
教員が小学校授業で過去の年賀ハガキを教材利用 - 横須賀市
生活保護受給者の医療券を別機関へ誤送付 - 新潟市