Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ファーストサーバ、ACCS不正アクセス事件についてコメント

コンピュータソフトウェア著作権協会のホスティングを行っていたファーストサーバは、2003年11月に発生した不正アクセス事件に関する調査報告を公開した。

報告によれば、セキュリティに問題があったCGIは、2002年に問題を認識、2003年3月から問題を解決したCGIの配布を開始したという。その際、脆弱性を解決したCGIで旧CGIを上書きしたが、カスタマイズされたCGIについては、サポート外とし、新CGIへの移行を推奨するにとどめ、脆弱性情報を公開していなかった。

ACCSサイトにおいては、旧CGIをカスタマイズCGIと勘違いし、上書きを行わなかったとしている。同社ではサポート外の事故としながらも、陳謝している。

一方、ACCSでは、脆弱性情報が公開されず、また旧CGIの仕様が公開されていなかったことを指摘、ファーストサーバがサポート終了時に「セキュリティ上問題ない」と誤った情報を流したため今回の事件が起きたとコメントしている。

(Security NEXT - 2004/10/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
複数サーバやPCがランサム被害、影響など調査 - 三晃空調
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「制御システムセキュリティカンファレンス2026」を2月に都内で開催
高校部活体験会申込フォームで個人情報が閲覧可能に - 群馬県
配達中に郵便物1束を紛失 - さいたま市内の郵便局
メルマガアカウント侵害、スパム送信踏み台に - サロン向け器具メーカー