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クレカ不正利用、被害者の6割弱が原因わからず

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不正利用された原因、手口(グラフ:三井住友カード)

具体的な原因や手口を見ると、「フィッシング詐欺」が23.1%と最多。

「なりすまし」が20%だった。購入したのに商品が送られてこない「ネットショッピング詐欺」が19%、「盗難、紛失」が15.4%、「EC事業者による情報漏洩」が12.3%だった。

不正利用の被害について83.6%は補償されたと回答したが、一方で16.4%は「補償されなかった」と回答している。

理由を見ると、「警察に被害届を出さなかった」が37.8%、「長期間カード会社に連絡をしなかった」が30.5%、「カードの裏面に署名をしていなかった」が13.4%だった。今回の調査では被害額が1000円以下と少額で手続きを行わなかったと見られるケースも含まれるとしている。

同社は、クレジットカードの不正利用は補償されるが、補償には会員規約が定める手続きを行うことが必要として注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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