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2018年秋期情報セキュマネ試験、合格率5割切る - 開始以降はじめて

情報処理推進機構(IPA)は、10月21日に実施した2018年度秋期情報処理技術者試験における「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」の合格者を発表した。

情報セキュリティマネジメント試験は、おもに組織内における情報システム担当者や個人情報の取扱担当者などを対象とした国家試験。情報セキュリティマネジメントで求められる基本的な知識やスキルを問うもので、2016年春期より実施されている。共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)はレベル2相当。

同試験の2018年秋期における応募者数は1万9692人。受験者数は1万5579人で合格者数は7220人だった。合格率は46.3%で、前回試験の53.7%を7.4ポイント下回っている。受験者および合格者の平均年齢はいずれも36.8歳。

同試験における合格率の推移を見ると、2016年春期に実施された初回試験では88.0%を記録したが、以降減少傾向が続き、今回開始以降はじめて5割を切った。

(Security NEXT - 2018/11/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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