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6割強がGDPRを理解せず - 半数以上で過去に域内個人情報が流出

5月25日より施行されるEUの「一般データ保護規則(GDPR)」について、組織の責任者66.5%が内容を理解していないことがわかった。

トレンドマイクロが、GDPRに関する認知度や対応状況について、インターネットを通じて3月27日から4月5日にかけて調査を実施、結果を取りまとめた。民間企業と官公庁や自治体を含む組織の意思決定者および意思決定関与者998人が回答した。

GDPRに対する認知度や理解度を尋ねたところ、10%が「内容について十分理解している」と回答、「内容をある程度理解している(23.5%)」をあわせても4割に届かなかった。

一方「名前だけは知っている(28.1%)」と「知らない(38.4%)」をあわせると、66.5%がGDPRに関して理解していなかった。

役職や部門別に見ると、「情報システム責任者」の理解度が43.3%ともっとも高い。一方、経営企画責任者の理解度が低く、79.3%が内容を理解していないという。

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GDPRの認知度や理解度(グラフ:トレンドマイクロ)

(Security NEXT - 2018/05/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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