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約6割が「インターネット空間」に犯罪の不安感じる

犯罪に遭遇するかもしれないと不安を感じる場所について、「インターネット空間」を挙げる人が6割にのぼることがわかった。5年前より20ポイント近く増加している。

内閣府が治安に関する世論調査を実施し、結果を取りまとめたもの。9月14日から同月24日にかけて、全国18歳以上の男女を対象に実施。1765人が回答した。

自分や身近な人が犯罪に遭うかもしれないと不安になる場所を聞いたところ、「インターネット空間」が61.1%で最多。2012年調査時の41.9%から19.2ポイント増加した。次に多かったのは「繁華街(54.3%)」で、「路上(47.6%)」「電車、バス、飛行機などの乗り物の中(34.6%)」と続く。

自分や身近な人が遭うかもしれないと不安を感じる犯罪についても、「インターネットを利用した犯罪」が60.7%で最多。2012年調査時の42.3%を18.4ポイント上回った。次に多かったのは「振り込め詐欺や悪質商法などの詐欺」で50.2%。次いで「空き巣(50.1%)」「暴行、傷害など(46.1%)」となった。

警察に力を入れて取り締まってほしいと思う犯罪では、「インターネットを利用した犯罪」が51.2%。「殺人、強盗などの凶悪な犯罪(51.1%)」と同水準だった。

また、犯罪被害を防ぐために力を入れるべき活動として、「インターネット空間におけるパトロール」を挙げた人は42.4%。「制服警察官によるパトロール」「公共の場所への防犯カメラの設置に対する支援」に次いで多かった。

(Security NEXT - 2017/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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