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脆弱性発見の報奨金制度でサイボウズに感謝状

JPCERTコーディネーションセンターは、サイボウズのセキュリティインシデントレスポンスチーム「Cy-SIRT」に感謝状を贈呈した。

同社が自社製品に関する脆弱性を報告し、脆弱性の調査、周知といった活動へ積極的な取り組みを進めていることから、感謝状を贈ったもの。製品JVNにおいて、開発者が自ら届け出を行った脆弱性の約40%を同社が占めたという。

同社は、脆弱性発見者に対する報奨金制度を国内でいち早く導入。一般研究者などの報告に対して報奨金を支払うとともに、脆弱性の発見、修正を進めている。

JPCERTコーディネーションセンターでは、「製品利用者の安全を優先させた活動を継続して遂行している」と評価。「多くの製品開発者の模範となって広がり、様々な製品を利用する人々が安心して参加できるIT利用環境の実現につながることを期待している」とコメントした。

(Security NEXT - 2015/08/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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