Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

GitLabに10件の脆弱性 - アップデートを呼びかけ

GitLabは現地時間2025年5月21日、セキュリティアップデート「GitLab 18.0.1」「同17.11.3」「同17.10.7」をリリースした。複数の脆弱性を修正している。

「GitLab Community Edition(CE)」「Enterprise Edition(EE)」向けにセキュリティパッチをリリースしたもの。バグ報奨金プログラムを通じて報告された9件や内部で特定した脆弱性1件を修正している。

重要度を見ると、認証された攻撃者がサーバリソースを枯渇させることで、サービス拒否状態を引き起こす「CVE-2025-0993」の1件のみ「高(High)」とレーティングされている。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」。

「XPath」の検証不備によりSAML認証において二要素認証が回避可能となる「CVE-2024-12093」をはじめ、7件については1段階低い「中(Medium)」、のこる2件をさらに1段階低い「低(Low)」とした。

そのほか複数のバグを解消。同社は利用者に対し、できるだけ早く最新版へアップデートすることを推奨している。

(Security NEXT - 2025/05/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Tika」のPDF解析に深刻な脆弱性 - 早急に対応を
「Cisco IOS」脆弱性、公表から7年後も攻撃が継続
ホスティング管理ツール「Plesk Obsidian」に脆弱性 - アップデートで修正
「Docker Desktop」に深刻な脆弱性 - コンテナからAPIアクセスのおそれ
「iPhone」「iPad」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Apple、「Mac」の脆弱性を修正 - 標的型攻撃に悪用か
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消