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難読化された不正スクリプトによる被害が急増 - マカフィーレポート

マカフィーは、5月に観測したウイルスや不正プログラムの状況を取りまとめた。ウェブサイトに埋め込まれた不正スクリプトによる被害報告が急増しているという。

同社がまとめたランキングでは、「検知企業数」「マシン数」いずれも、オートラン機能を利用してオンラインゲームのアカウントを盗む不正プログラム「Generic!atr」がトップ。また、Windowsの脆弱性を悪用する「W32/Conficker.worm」の亜種も依然として複数ランクインしており、収束する気配を見せていない。

特にマシン数のランキングでは、「W32/Conficker.worm!job」が3358件で2位、「W32/Conficker.worm.gen.a」が3066件で3位と上位に入っている。いずれも4月から大幅な増加を見せている。

また5月には、難読化されウェブサイトに埋め込まれた不正スクリプトが多く検知された。なかでも「Obfuscated Script.f」は検知企業数で2位に、マシン数でも5位に入った。4月に検知され、「GENOウイルス」などとも一部で呼ばれている「Gumblar」がまん延した影響と見られている。

未対策の場合、サイトを閲覧しただけで「Adobe Reader」や「同Acrobat」「Flash Player」の脆弱性が悪用され、マルウェアに感染することから、同社では被害に遭わないために、OSやソフトウェアの脆弱性を解消して常に最新版を利用するよう求めている。

不審なプログラムのランキングには、目立った変化は見られなかった。全体の検知件数も4月から大きな増減はなかった。検知企業数、マシン数、データ数のいずれも、4月同様「Generic PUP.x」がトップだった。多くはフリーウェアにバンドルされているため、ネット上にあるフリーウェアの利用には注意が必要と指摘している。

同社が発表した検知マシン数のトップ10は以下のとおり。

ウイルス

1位:Generic!atr
2位:W32/Conficker.worm!job
3位:W32/Conficker.worm.gen.a
4位:Generic PWS.ak
5位:Obfuscated Script.f
6位:Generic.dx
7位:W32/IRCbot.gen.a
8位:PWS-OnlineGames.ei
9位:Ramag
10位:Generic Rootkit.g

不審なプログラム(PUP)

1位:Generic PUP.x
2位:RemAdm-VNCView
3位:RemAdm-VNC
4位:Generic PUP.z
5位:Adware-OptServe
6位:Generic PUP.d
7位:Adware-Softomate.dll
8位:Generic PUP.g
9位:Adware-Baidu
10位:Exploit-MIME.gen.c

(Security NEXT - 2009/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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