旧子会社から顧客情報がWinny流出 - アイティーブースト
ITシステム事業を展開するアイティーブーストは、従業員のPCから旧子会社で扱った顧客情報がファイル共有ソフト「Winny」経由で流出したと発表した。
流出が判明したのは、2006年5月に合併した同社の旧子会社であるエクスビットの顧客情報92件。流出したデータは顧客によって異なるが、氏名やメールアドレス、電話番号、ドメイン名、企業名などが含まれる。
2月5日に外部から流出を指摘するメールがあり、翌6日に事故対策本部を設置し、調査したところ10日に流出したファイルを確認。原因となった従業員およびPCを特定した。
同従業員は自宅で作業を行うため、業務用メールデータを持ち出して個人のPCに保存。さらに自宅ネットワークに接続しフォルダを共有していたが、ファイル共有ソフト「Winny」を利用する別のPCがネットワークに接続していたため、ウイルス感染により共有フォルダ内のデータも流出したという。
2006年8月に流出したと見られており、同社では、対象となる顧客に流出データの内容説明や謝罪を行う。
(Security NEXT - 2009/02/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に
C言語向けライブラリ「cJSON」に脆弱性 - 重要度「クリティカル」
DjangoフレームワークにSQLi脆弱性 - アップデートで修正
「MS Edge 140」が公開 - 独自修正含む脆弱性5件に対処
先週注目された記事(2025年8月31日〜2025年9月6日)
Pixarの3D記述フレームワーク「OpenUSD」に深刻な脆弱性 - PoCも公開
「Sitecore」や「Linuxカーネル」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
人事データやメールの不正閲覧で職員を処分 - 奈良市
区サイトに掲載した体育祭申込書に個人情報 - 目黒区
連絡メールの同報送信でメアド流出 - 大阪健康安全基盤研究所