Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「HashiCorp Vault」に脆弱性 - 複雑なJSON処理でDoS状態に

シークレット管理ツール「HashiCorp Vault」にサービス拒否が発生するおそれがある脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間2025年8月28日にセキュリティアドバイザリを公開し、脆弱性「CVE-2025-6203」について明らかにしたもの。コミュニティ版、エンタープライズ版のいずれも影響を受ける。

複雑なJSONペイロードを送信することにより、CPUやメモリなどのリソースを枯渇させ、監査処理をタイムアウトさせることが可能。すべてのリクエスト処理が監査処理の完了を待つ設計のため、サーバ全体でサービス拒否に陥る。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.5」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」だが、認証などの機能が停止し、利用において大きな影響を及ぼすおそれがある。

HashiCorpは「Vault 1.20.3」「同1.19.9」「同1.18.14」「同1.16.25」をリリースし、脆弱性に対処。「JSON」の処理においてサイズや深さの上限値、エントリー数などの制限を設けるパラメータを追加するなど対策を講じた。

(Security NEXT - 2025/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JavaScriptサンドボックスのnpmライブラリ「SandboxJS」に深刻な脆弱性
NVIDIAのGPUディスプレイドライバに複数脆弱性 - 修正版が公開
米当局、Fortinet製品のゼロデイ攻撃に対する侵害調査などを呼びかけ
「OpenSSL」に重要度「高」含む12件の脆弱性 - アップデートで修正
セキュリティアップデート「Firefox 147.0.2」が公開
複数Fortinet製品に脆弱性、すでに悪用も - 更新や侵害有無の確認を
「Chrome」にアップデート - 実装不備の脆弱性1件を修正
Atlassian、前月のアップデートで脆弱性のべ34件に対処
悪用される「SmarterMail」脆弱性 - 侵害調査や最新ビルドへの更新を
「MS Office」にゼロデイ脆弱性、すでに悪用も - アップデートを公開