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IoT向け組込OS「AWS FreeRTOS」に複数脆弱性 - コード実行のおそれ

組込システム向けに提供されているオープンソースのRTOS(Real Time Operating System)である「FreeRTOS」のTCP/IPスタックや「Amazon FreeRTOS」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。

「CVE-2018-16522」などリモートよりコード実行が可能となる脆弱性4件をはじめ、あわせて13件の脆弱性が明らかとなったもの。Zimperiumが10月18日に公表した。

TCP/IPスタックとAWS接続モジュールに脆弱性が存在。脆弱性を悪用されるとクラッシュし、リモートよりコードを実行されたり、サービス拒否、情報漏洩などが生じるおそれがある。

「FreeRTOS 10.0.1(with FreeRTOS+TCP)」「AWS FreeRTOS 1.3.1」および以前のバージョンが影響を受ける。

(Security NEXT - 2018/11/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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