日本語メールで不正「iqyファイル」が大量流通 - 国内IPでのみ感染活動を展開
拡張子が「.iqy」の「Officeクエリファイル」を使用し、マルウェアに感染させる攻撃が確認されている。8月上旬の大規模な攻撃では、日本国内でファイルを開いた場合にのみ「ダウンローダー」として動作し、マルウェアに感染させようとしていた。
「iqyファイル」は、「Excel」のウェブクエリ機能を利用する際に用いるファイル形式。通常「Excel」と関連付けられている。
細工された「iqyファイル」を開くと、セキュリティ上の問題があるとして警告アラートが表示され、「無効にする」を選択すれば特に被害は発生しない。しかし「有効にする」を選ぶと、「Office」の機能を用いて外部と通信。最終的に別のマルウェアがダウンロードされ、実行されるおそれがある。
5月に海外で公開された新手の攻撃手法で、「保護ビュー」の利用下においても攻撃を防止できないとして、セキュリティベンダーや関連機関が注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2018/09/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
先週注目された記事(2025年6月15日〜2025年6月21日)
「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動
サイトが改ざん被害、仮設サイトを設置 - 日本体操協会
マルウェア対策ソフト「ClamAV」に深刻な脆弱性 - パッチが公開
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
外部審査員がサポート詐欺被害、PC内に審査情報 - JARI-RB
国際作戦「チャクラV」でサポート詐欺を摘発 - 悪質ドメイン6.6万件閉鎖
不正アクセスで保有データが外部に流出 - アークシステムワークス
【特別企画】サイバー攻撃の標的はOS以下のレイヤーへ - 求められる「信頼たる端末」