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「Cisco Meraki 」にDoS脆弱性 - SSL VPN処理で強制再起動

Cisco Systemsは現地時間2025年6月18日、セキュリティアドバイザリ2件を公開した。いずれも脆弱性の悪用や公開は確認されておらず、セキュリティアップデートを提供している。

「Cisco Meraki MX」「Cisco Meraki Z」シリーズでは、Cisco AnyConnectサービスにおいてサービス拒否が生じる脆弱性「CVE-2025-20271」が確認された。あわせて25モデルが影響を受ける。

「SSL VPNセッション」の確立時における変数初期化エラーに起因する脆弱性で、リモートより細工したリクエストを送信することで認証を必要とすることなくサーバを再起動させることができる。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.6」、重要度は上から2番目にあたる「高(High)」と評価されている。

またマルウェア対策ソフトの「ClamAV」における情報漏洩の脆弱性「CVE-2025-20234」が判明した。CVSS基本値は「5.3」、重要度は「中(Medium)」となっている。

(Security NEXT - 2025/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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