「Wing FTP Server」狙う脆弱性攻撃に注意 - 詳細公表翌日より発生
米当局は、「Wing FTP Server」に判明した脆弱性「CVE-2025-47812」が悪用されているとして注意喚起を行った。
現地時間2025年7月14日、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」を更新し、同脆弱性を追加したもの。
米国内の行政機関に対し、指定した期間内に脆弱性への対策を講じるよう促すとともに、広く悪用されるおそれがあるとして注意を呼びかけた。
「Wing FTP Server」はWing FTP Softwareが提供しているFTPサーバソフトウェア。「CVE-2025-47812」を悪用することで認証を必要とすることなく任意のコードが実行可能となる。匿名アクセスを許可している場合なども影響を受ける。
同脆弱性は、NULLバイトの処理に起因し、現地時間2025年5月14日にリリースされた「同7.4.4」にて修正された。2025年6月30日には発見者が詳細を公表している。
(Security NEXT - 2025/07/15 )
ツイート
PR
関連記事
「Rapid7」「SKYSEA」など脆弱性5件の悪用に注意喚起 - 米当局
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
「Windows 10」サポート終了 - 重要度が高い更新は「ESU」で継続提供
SAP、10月の定例パッチを公開 - 複数のクリティカル脆弱性
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開