不正送金マルウェア「Ursnif」の検出が急増 - コインマイナーは大幅減
情報処理推進機構(IPA)は、2018年第2四半期のウイルスや不正プログラムの届出状況を取りまとめた。仮想通貨を発掘目的とした不正プログラムは大きく減少する一方、情報を窃取する「Ursnif」が急増している。
同機構によれば、同四半期のウイルス検出数は1945件。前四半期の1770件から増加した。もっとも多く検出されたのは「W32/Bagle」で871件。「W32/Mydoom(409件)」「Autorun(252件)」が続いた。
同一の届出者のもとで、同種のウイルスが同日中に複数検出された場合に1件とカウントする「届出件数」は310件。前四半期の294件から増加。感染被害の報告は、同四半期を含め、5期連続で寄せられていないという。

「ウイルス」の検出動向(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2018/07/27 )
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