GE Healthcareの複数医療機器に認証回避のおそれ - 米機関が注意喚起
医療機関で利用されるGE Healthcareの複数機器に、認証を回避してアクセスが可能となる脆弱性が20件以上見つかっていることから、米国土安全保障省が注意を呼びかけた。
ICS-CERTによれば、脆弱性はセキュリティ研究者のScott Erven氏が指摘したもの。20以上の医療機器においてデフォルトやハードコードされたパスワードを利用していることが判明している。
2001年以降たびたび脆弱性が報告されており、CVEベースであわせて23件に及ぶ。容易に悪用することが可能で、悪用された場合、リモートの攻撃者によって認証を回避し、機器にアクセスされるおそれがある。
GE Healthcareでは、一部を除いてパスワードを置き換えるアップデートを用意しているという。セキュリティ機関では、運用環境や影響などを評価した上で、ベンダーと連絡を取り、パスワードの変更などサポートを受けるよう推奨している。
(Security NEXT - 2018/03/20 )
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