GE Healthcareの複数医療機器に認証回避のおそれ - 米機関が注意喚起
医療機関で利用されるGE Healthcareの複数機器に、認証を回避してアクセスが可能となる脆弱性が20件以上見つかっていることから、米国土安全保障省が注意を呼びかけた。
ICS-CERTによれば、脆弱性はセキュリティ研究者のScott Erven氏が指摘したもの。20以上の医療機器においてデフォルトやハードコードされたパスワードを利用していることが判明している。
2001年以降たびたび脆弱性が報告されており、CVEベースであわせて23件に及ぶ。容易に悪用することが可能で、悪用された場合、リモートの攻撃者によって認証を回避し、機器にアクセスされるおそれがある。
GE Healthcareでは、一部を除いてパスワードを置き換えるアップデートを用意しているという。セキュリティ機関では、運用環境や影響などを評価した上で、ベンダーと連絡を取り、パスワードの変更などサポートを受けるよう推奨している。
(Security NEXT - 2018/03/20 )
ツイート
PR
関連記事
「MongoDB」に脆弱性「MongoBleed」 - 「PoC」公開、早急に対応を
メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 「クリティカル」評価も
「Apache NiFi」の「Asana」連携の一部処理にRCE脆弱性
ワークフローツール「n8n」に今月3件目の「クリティカル」脆弱性
「IBM API Connect」に認証回避の脆弱性 - 暫定修正を提供
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25

