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2割弱が出所不明の公衆無線LAN利用 - 「セキュリティ意識していない」 約3割

公衆無線LAN利用者の半数がセキュリティに不安を感じている一方、3割が「セキュリティ対策をしていない、セキュリティを意識していない」ことがわかった。

MMD研究所とマカフィーが公衆無線LAN利用者の実態調査を実施し、結果を取りまとめたもの。同調査は11月15日から17日にかけて、インターネット上で実施。スマートフォンで公衆無線LANを利用したことがある15歳から69歳の男女3897人が回答した。

同調査では、回答者の69.4%が公衆無線LANを利用。利用経験がある1556人を対象に接続経験のある公衆無線LANの種類を見ると「お店やホテルなどが提供している公衆無線LAN」が87.8%と突出していた。

「キャリアやプロバイダなどが提供している公衆無線LAN」が24%だった一方、「どこが提供しているかわからないが接続できそうなパスワード不要の公衆無線LAN」も17.5%に及ぶ。

「どこが提供しているかわからないが接続できそうなパスワード不要の公衆無線LAN」の利用者に対し、利用にあたって抵抗感を持たないか尋ねたところ、「とても抵抗感がある(12.5%)」「やや抵抗感がある(32%)」と、あわせて44.5%が抵抗感を覚えつつも利用していた。

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公衆無線LAN利用時の抵抗感(グラフ:MMD研究所、マカフィー)

(Security NEXT - 2017/12/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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