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制御システムを攻撃者視点で自己評価できるツール - JPCERT/CC

JPCERTコーディネーションセンターは、制御システムにおけるセキュリティ対策状況を自己評価するためのツール「J-CLICS攻撃経路対策編」を公開した。

同センターでは、制御システムの構築や運用、保守に関わる関係者向けにセキュリティ対策状況を把握したり、具体策を検討できるよう「J-CLICS STEP1」「同STEP2」を2016年より提供しているが、あらたな自己評価ツールを追加したもの。

今回公開した「J-CLICS攻撃経路対策編」は、制御システムにおけるセキュリティ対策状況を攻撃者の視点から評価するためのツールで、チェックリストや解説書などを用意している。

具体的には、攻撃が行われる4経路として「ネットワーク」「無線LAN」「持ち込みデバイス」「物理アクセス」を想定。経路ごとに個々の攻撃手順に対するセキュリティ対策の実施状況を確認するためのチェックリストを用意した。

「設問項目ガイド」では、設問の背景、想定される攻撃、対策の考え方、内容について解説している。また経路ごとに攻撃の成立条件を整理し、対策との関連性をマッピングした「対策マップ」をあわせて提供している。

(Security NEXT - 2023/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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