制御システムを攻撃者視点で自己評価できるツール - JPCERT/CC
JPCERTコーディネーションセンターは、制御システムにおけるセキュリティ対策状況を自己評価するためのツール「J-CLICS攻撃経路対策編」を公開した。
同センターでは、制御システムの構築や運用、保守に関わる関係者向けにセキュリティ対策状況を把握したり、具体策を検討できるよう「J-CLICS STEP1」「同STEP2」を2016年より提供しているが、あらたな自己評価ツールを追加したもの。
今回公開した「J-CLICS攻撃経路対策編」は、制御システムにおけるセキュリティ対策状況を攻撃者の視点から評価するためのツールで、チェックリストや解説書などを用意している。
具体的には、攻撃が行われる4経路として「ネットワーク」「無線LAN」「持ち込みデバイス」「物理アクセス」を想定。経路ごとに個々の攻撃手順に対するセキュリティ対策の実施状況を確認するためのチェックリストを用意した。
「設問項目ガイド」では、設問の背景、想定される攻撃、対策の考え方、内容について解説している。また経路ごとに攻撃の成立条件を整理し、対策との関連性をマッピングした「対策マップ」をあわせて提供している。
(Security NEXT - 2023/03/07 )
ツイート
PR
関連記事
住基台帳事務を放置、支援措置対象者の個人情報が流出 - 新潟市
「Versa Director」に深刻な脆弱性 - 「DB」の規定パスワードが共通
文字列関数のバグを自動修正する技術 - NTTと早大が共同開発
アンケートメール誤送信でメアド流出 - 子ども支援団体
協力工事会社のファイルサーバに不正アクセス - 東電グループ会社
熊本暴追センターでサポート詐欺被害 - 相談者情報流出の可能性
DDoS攻撃件数は減少するも、最大攻撃規模は拡大 - IIJレポート
スポーツCSチャンネルの通販サイトが改ざん - 個人情報流出の可能性
三越伊勢丹の宅配サービスにPWリスト攻撃 - 不正注文などに注意喚起
WordPress向けスパム対策プラグインに複数の脆弱性 - すでに攻撃も